屋根カバー工法を実施する判断基準について
屋根カバー工法をご提案させていただくお客様から「屋根塗装じゃだめなの?」とお聞きすることがありますが、私たちは独自の判断基準に沿って屋根カバー工法をご提案させていただいております。
その中でも事例として多いのが、2000年~2004年くらいに新築したお家で、平型スレート屋根(通称:コロニアルやカラーベスト)の屋根です。
なぜなら、2000年~2004年頃のスレート屋根は、ノンアスベスト材への移行時期であり、アスベストを抜いた屋根材を使用しておりました。しかし、それらの屋根材は耐久性で劣る疑いがあることが分かり、7年程で欠けたり割れたりヒビが入ったりしてくるのです。このような屋根材は、屋根塗装を行っても意味がありません。そのため、2000年から2004年に建てられたお家の方には、屋根カバー工法を必ずおすすめしています。
屋根カバー工法の流れ
①洗浄を行います。
新しい屋根を上から被せますが、その前に屋根はしっかり綺麗にしますよ~。洗浄でコケや汚れを落とします。また、洗浄を行うことで、この後の工程の防水シート貼り付ける際の接着力が良くなります。ただし、雨漏りがひどい場合には、高圧洗浄の水で雨漏りしてしまいますので、清掃のみ行う場合もあります。
②棟板金を撤去します。
棟板金さん長年支えてくれてありがとう(笑) もともとついている棟板金(鉄板部分)を全て撤去します。
③防水シートの貼り付け
隙間が無いように、重ね合わせながらシートを貼り付けていきます。粘着性のある防水シートを屋根面全てに敷いていきます。
④そして、新しい屋根材を設置します。完成です。
このようにお選び頂いた屋根材を敷き詰めていきます。一見簡単な作業のように見えますが、全て屋根上での作業であるため
◎天気の影響なども受けやすいこと
◎また1つ1つの部材がある程度の重さがあり、危険も伴うこと
◎それぞれの住宅の屋根のサイズに合わせて調整が必要であること
これらの要因から、屋根の葺替え工事も、極めて高い専門性が求められますので、どうぞ、創業以来10年以上の私たち岩本建装へお任せください。